【現場いろいろストーリー】2022.3-佐藤家 建て方

土台敷も無事に終わり、いよいよ「建て方」が始まった佐藤家の現場からレポートです。昨日まで雪が降っていた現場ですが、建て方の当日は雪も雨も止み、天候にも恵まれました。

以前にも何度かコラムで書いてきましたが、「建て方」とは、簡単に言うと木造建築の駆体工事のことでしたね。

基礎の上に柱・梁・棟などの主な骨格を組み上げ、その骨組みから屋根を施工するあたりまでを一気に行うことです。

※建て方の“作業の流れ”については、以前のコラム「@半島暮らしの土地」や「@那須白河の別荘」でも紹介していますので、ご興味のある方はご覧ください。

さて、当たり前なことかもしれませんが、「建て方」の大事なことの一つに「安全第一」を常に意識することが挙げられます。危険を伴う作業であることを、全員が共通認識として理解していること、がとても重要になります。

コミュニケーションがしっかり取れるチームでなくてはできませんね。写真は、今回の佐藤家建て方チームメンバー “キム兄とゆかいな仲間たち”。施主のFC’sWORKS佐藤さんも建て方に参加してくださいました。

せっかくなのでチームメンバーの紹介です。現場全体の進行状況を見ながら、次の作業の段取りをするキム兄。

FC’sWORKS圭さん。

FC’sWORKSたつ兄

チームメンバー、なかじさん。

そしてこの後、よしむさんが現場入りしました!

翌日は気持ちよく晴れた青空の下、屋根の作業へと移ります。

佐藤家の二階部分は、水回り以外をワンルームのような大きな空間にするため、その大空間に柱を落とさないよう、しっかりと構造計算をしてつくられています。

この角のような、魚の骨のような形。一見、デザインを優先したプロポーションに見えがちですが、欲しかったのは空間で、空間を優先した結果のプロポーションです。

真ん中にはしっている8mの長さの棟木は。これ、プレカット(機械刻み)ではつくることが出来なかった棟木です。

機械でつくれない部分は、やはり人の“手”でつくりあげます。二つの部材を手で刻み加工していくよしむさん。

そして、この棟木に対して直角にかかっている垂木は、実際に部屋から見える表しの垂木になります。

下から覗くとこんな感じです。

そして今回は、撮影の協力隊員として近藤が動画を担当してくれました。

佐藤家の進捗は随時更新していきますので、今後もお楽しみに!(m.t)