【現場いろいろストーリー】2024.8-こどものためのリノベーションat葉山

先月から始まった「こどものためのリノベーション」は、大きな子供部屋を造作家具とベッドを間仕切りとして3人用に分けることと、LDKの吹き抜け天井に面している壁天を子供達の遊び場としてロフトに変身させる、といったプロジェクトです。

まずは子供部屋から最初に始めていきますが、もともとお家を建てた時にはお子様がお2人だったご家族。その後家族が一人増えると同時にお子様も健やかに成長し、そろそろ部屋を男女(2:1)で分けよう!との依頼でいざスタートです。

お部屋入って左側はお姉ちゃんのお部屋。壁側にはSPCオリジナルデザインの造作ベッドを設えます。

設計したエリイとナカジー(大工)の協働作業、とても良い連携が取れていました。SPCを担う若い力に期待が持てますね!

ベッドの下の収納は読書好きなお姉ちゃんのために本をたくさん並べることができる可動棚を作り、当初から“秘密基地が欲しい”とのリクエストがあったので、籠り部屋のような空間も確保しました。

そしてベッドの反対側にはクローゼットと勉強机を造作で作り、これがそのまま部屋の間仕切りの役割を担う壁となり、向こう側のお部屋は男の子2人の部屋になります。

そして次は2階リビングのロフトづくりに移行します。まずは、左側のトイレの天井と壁、右側のパントリーの天井と壁、この全てを解体し屋根裏を露わにします。

解体が終わり屋根裏の構造などが確認できました。いよいよ洗面上の空いていたスペースに加え、トイレとパントリーの上にロフトの床となる下地が組み上がりました。

吹き抜けの階段に面する壁も解体し、側面の壁からも外が見えるよう設計しました。

そして無事にロフトの床にパイン無垢材のフローリンが綺麗に張られ、柔らかく足触りの良い床が完成しました。

最後にロフトへ登っていくハシゴを取り付けるための下地を作っていきます。

こうしてハシゴの取り付けも完了し、ボードで壁を塞いだら仕上げの塗装屋さんにバトンタッチです。居室の壁は職人さんに仕上げてもらいましたが、ロフトの中の壁はお子様達とワークショップ形式で塗っていきましたので、そちらのレポートも後日アップしていきたいと思います。後編へ続く!(m.t)