【半島暮らし】2020.08-三浦アルプスの魅力

海に囲まれたこの半島の魅力は海だけじゃない。この三浦半島にはたくさんの山々が点在していて広大な丘陵地帯があり、大半は逗子市・葉山町に属し、一部は横須賀市にまたがっている。これこそが多くのハイカーに愛されている三浦アルプスと三浦富士である。二子山・仙元山・阿部倉山・畠山・乳頭山・大楠山など、登山道は網の目のように張り巡らされていて、コースの組み合わせは幾通りもある。つい先日、やっと梅雨が明けましたね、やっと山に登れますね!と言うことで今回は、ここ葉山の事務所周辺に登山口が数カ所ある仙元山に登ってきましたが、とにかく暑さと戦いでした。

三浦アルプスと呼ばれている山々、この仙元山も標高はそんなに高くはないけど小さな頂きがちょこちょこあって、このアップダウンの繰り返しこそが“アルプス”を彷彿させる。渓谷や樹林の自然景観、美しい杉林、山頂から見る相模湾と東京湾、複雑に絡む山道、森戸川沿いの林道、など挙げたらきりがないほど手つかずの自然がそこに存在している。天然の自然とは言えないが、個人的には鷹取山の磨崖仏もぜひ見てほしいと思っている。私はもっぱら登山の途中、三つ葉やノビルを探しては自然の恵みを少しだけお裾分けしてもらい、山頂で作る山料理にエッセンスを加える。似ている野草があるので、見極めるまでにはかなり苦労もした。

山での過ごし方は様々で、みんな個々のリズムで時を過ごす。私はお気に入りの木陰で昼寝をすることと、挽きたてのコーヒーをドリップするのがお決まり。天気の良い日も曇り空の日も、四季折々それぞれに見える景色が違うし、咲いている草木も違ければ鳴く虫や鳥も違う。何度同じ山を登っても、全く同じ山の表情や景色、それを纏う匂いや気配も違う。登る度に新しい顔を見せてくれるから面白い。だから、また登りたくなるし、やめられない。なんかカッコいい感じでまとまったけど、下山の時に考えていることと言えば、乾杯のビールのことばっかり、笑。(m.t)