二世帯暮らしの家

昔ながらの日本家屋に長く住まわれていたご家族の二世帯暮らしの家。1階は現代的な設えと和をミックスしたスタイルをベースに、客用玄関の天井と壁面には本漆喰の左官仕上げを採用し、また、和室の欄間とリビングの組子の建具は古い家のものを綺麗に整えサイズも調整して再利用しました。キッチンとパントリーを合わせて27畳のリビングは天井高が2.8mと気積も大きく、加えて廊下側の3枚の引き込み戸を開くとリビングと廊下が一体空間となりより広く感じることができます。

将来の介護も視野に入れ車椅子でも使い易いようにドアは引き戸をメインにし、廊下の幅は通常よりも50mm広げた設計になっています。書籍が多いお施主様のために書籍専用の収納庫をひと部屋設け、別に3間分の大容量のクローゼットを廊下面に設えました。2階は建物全体の高さを抑えるために軒高を広くし、その代わりに天井を低くすると居室の空間が狭くなるので勾配天井と梁を現しにすることで広く感じる空間を確保しています。広い敷地に雄大に佇む方形屋根が特徴の大きな2世帯住居の完成です。

所在地:埼玉県
竣工年:2023
用途:住宅
構造:木造
建築面積: 89.26
延床面積 :256.25(1F: 189.17㎡、2F :67.08)
Photo:Akihiro Furuya