鎌倉セカンドハウス

東側のバルコニーから海を望む鎌倉のマンションのリノベーション。リビングの一面には左官の掻き落とし仕上げで月面を思わせる表情豊かな壁を設えた。時間帯によって変化する自然光が陰影を際立たせ、空間に表情を与えている。

壁には黒谷和紙、天井には漆喰を採用した小上がりの和室は落ち着きの場。素材のコントラストが静けさを引き立て、床のレベル差が視点の変化と居場所の多様性を生みだしている。床に設けた堀ごたつが、日常にさりげないくつろぎをもたらし、心地よい時間が自然と流れていく。

キッチンは北海道産キハダの無垢材カウンターを中心に、作業スペースからカウンターへと曲線的に連続するデザインに。自然と家族が集まり、何気ない会話と笑顔が重なっていく。


所在地:神奈川県鎌倉市
竣工年:2025
photo : Katsuhiro Aoki