BREEZE BIRD CAFE & BAKERY

江ノ電和田塚駅のすぐ目の前、2世帯住宅の一角をリノベーションでつくり上げたカフェ&ベーカリー。地元の新鮮な食材を使い素材本来の良さを引き出しながら、豊かな発想力をひとつひとつお皿の上で表現し、味はもちろん見た目にも華やかで美しい料理を提供してくれるお店です。

フレンドリーシップで気取らないサービス、お客様とコミュニケーションが取れるオープンキッチンは、プロジェクト当初から目指していたコンセプトのひとつ。それを実現した客席とスタッフを繋げるカウンターには北海道産キハダを使い、宮大工の吉村と木村が製作。これは、料理・パン・ワインに合う木を求め、オーナーとシェフと一緒に北海道で探し、カウンターにはキハダ、客席テーブルにはミズナラを使うことになりました。他にも北海道産の杉や栗は、外壁や床材、デッキや外構の枕木にも使っています。

内装の壁は、地元の土を使った土壁と、ワークショップに参加して下さった地元の方々による漆喰壁を左官で仕上げました。店内レイアウトは、2部屋と水回りをなくし、ひとつの大きな空間に変更。外構に関しては、もともと庭にあった木を活用しながら、いろは苑さん(横須賀)に植栽計画を依頼し一緒に考えました。

自然素材をふんだんに使った心地よい店内と、ペットと一緒に過ごせる緑に囲まれたテラス、どちらも五感で楽しむことができる空間となっています。また、江ノ電側にある立ち飲みスペースは、電車の中の人と目が合う距離感。お互い眺め、眺められながら飲むのも面白いですね。ゆっくりとモーニングを楽しむのも良し、みんなで休日にワイワイ楽しむのもよし、一人でカウンターでのんびり過ごすのも良いものです。

共同設計:矢吹光代一級建築士事務所

所在地:神奈川県鎌倉市
竣工年:2021
用途:店舗
構造:木造
延床面積:84.74

 仕上:
外部-
外壁:北海道産杉板目透し貼
屋根:ガルバリウム鋼板縦はぜ葺
軒裏:北海道産杉板
建具:国産ヒバガラス框戸
デッキ材:北海道産栗デッキ材
土留め:北海道産キハダ枕木

 内部-
床:北海道産栗荒板 プレーナー仕上
コンクリート木ゴテ押へ
硬質塩ビタイル(田島ルーフィング)
壁:漆喰左官仕上(ワークショップ)
土壁左官仕上
天井:P.Bt=9.5下地AEP塗装
   P.Bt=9.5下地漆喰塗料塗装(U-SELECT)
建具:シナ合板フラッシュ戸AEP塗装
国産ヒバガラス框戸
客席カウンター:北海道産キハダtune original
パン売場カウンター:北海道産キハダ 土壁左官仕上

 断熱-
屋根:スタイロエースⅡ t=50
壁:既存のまま
床:既存のまま

Photo:Katsuhiro Aoki(1〜9枚目)
Photo:Akihiro Furuya(10枚目以降全て)