【えきそあぽ便り】2024.5-えきそあぽ便り ’13eme’

こんばんは、こんにちは。
今みなさん何をしているでしょう。
そんなことを思う21時46分です。
この時間もいつかどこかの21時46分。そんな感じです。

さて。
最近は知らなかった景色を知る、ような時間を体感しております。
携帯電話で写真を頻繁に取れるこの時代は、目の前のふとした景色をすぐに自分の手に納めるような行為が容易です。

人とのコンタクトや、つながりも今や一瞬です。
物事に要する時間とは何かを考えさせられます。
人と出会うときには必ずそこに時間というものが存在している気がしますが、
近年はその速度は早い、ということは確かです。

私がこのsame picture company を好きな理由は、
全ての工程が造り手の手の匂いを感じることができて、人、が関わっているということはしっかりとじっくりと感じられる点です。
私のこのちょっぴりカオスな記事を許容してくださっているスタッフの方々の懐は
そんな心ある人たちの手で、芯の懐の広い家を造る過程に関わってもらえることの醍醐味を象徴しています。

さて、
先ほどの物事の速さ、というものについて良し悪しを抜きに考えていくと、
物事の過程というものへの価値はなんなのかというところに行き着いてきます。
それを果たしてどのように捉えるか、は今後の時代の課題な気がしています。

例えば、なぜインターネットを使って急いでものを得ようとするのか、
なぜ、お店へ足を運んでみようとするのか、というそのあたりの違いを考えさせられます。
どちらが良いとか悪いの話ではない。
とにかく私たちの目の前に置かれた時間の中でどのように過ごす、もしくは使うのか等と言えると思います。

早ければ良い、こともあれば時間をかけないと得られないものものある。
しかしそれの速度というのは、
使うツールによって違ってきてしまう。
それぞれの置かれた状況において、環境においても。
誰が、どこが、どれが、という所在地はない。
しかしそれぞれの状況の中でお互いにつながるポイントを見出し繰り出しながら、
時間という一つの概念の中でやりとりをしている。

皆わかっているようで、やはり優先、は何かをその都度選択している。
そうしないと置かれたその環境の中で違和感を生じることになり、ずれる。
しかしそのずれることは実はとても美しい。
そのズレてしまうところが、人生という軸の中でいう唯一の美しさなのだと最近は思っている。

さて、
彼らがフランスにいた頃にある友人宅で一緒に夏の数日を過ごした友人の夫婦 T氏とY氏がまさにSame Picture Company(以下SPC)の地域に住まうことになり、
計画中の彼らの家造りの工程にぜひ SPCに出逢ってもらえたら、
と我らがSPCを紹介し、その工程の一部をSPCの力を元に新たな試みが始まることに。

建築について私は語れないものの、この工程でSPCの底力を垣間見ることができる彼らはとてもラッキーです!
こうしてまた小さな世界が繋がったことがとても嬉しいのに加え、様々な人にその魅力を伝えたいところです。ぜひ@samepicturecompany のInstagramから少しずつ更新される家づくりの一部の工程をご覧ください。

私も遠くからワクワクしております!
シュッポッポー