【イベント報告】2022.11-Carnival SHONAN

11月3日(木)文化の日、神奈川県立辻堂海浜公園にて、国際環境NGOサーフライダーファウンデーション・ジャパン(SFJ)が主催する共創型環境イベント「カーニバル湘南」が開催され、“日本初のごみゼロイベントの達成”の思いに賛同し、私たちもこのイベントに参画させていただきました。

ごみゼロを達成するために集まってくれたたくさんの学生ボランティアの皆様。彼らは“ゴミゼロコンシェルジュ”としてこのイベントの理念に共感し、それぞれが自身の役割を果たしてくれました。次世代を担う多くの若者が一所懸命に取り組む姿は、このイベントに参画した私達だけでなく来場者の方にも感じるものがあったことと思います。

会場内では様々な方達の参加があり、可愛らしいフラダンスのチームがパフォーマンスしていたり。

カヌーの体験をしていたり。

近隣にお住まいの方がサーフィンの帰りに立ち寄ったり。

そうこうしている間に、田中工房長と佐藤が担当するワークショップの準備も整いました。

建築現場で出た端材(ごみになってしまう材)を再利用した「折りたたみキャンプテーブル」のワークショップが始まります。

今回は住宅の枠材加工の際にでた「無垢材タモ」の端材です。住宅の枠材は、だいたい160cm〜180cmの大きさなので、どうしても50cm〜60cmの半端な材が出てしまいます。

その端材のサイズを上手く活用して作っていきます。まずは、やすりで磨きながら材の面取りをし、釘を使わず組み上げて作っていきます。

唯一、折りたたみができるようにジョイントする箇所のみ、ボルトを使用します。兄妹で協力してワークショップに参加してくれたご家族。

奥に映っているのは湘南スタイルの岩下さん、このイベントとの縁を繋いで下さりました。いつもありがとうございます!

次は男の子ひとりでの参加。完成間際!テーブルの天板となる地厚の帆布に枠材をはめ込んでいきます。

完成を喜んで佐藤とハイタッチ!自分が作ったものには愛着が湧きますね。

こちらは端材でできたお皿を、やすりで磨いて自分で仕上げ加工を頑張ってくれた男の子。

次は女の子の挑戦です。お母さんが一緒に手伝ってくれました。

こちらもやっと完成!!

こちらは、工房で出た「おがくず」、エコバックを持参の方に無料で差し上げました。良い香り、癒されます。

みなさん喜んでお持ち帰りくださいました。ごみとして破棄するものが誰かの役に立つということは、とても嬉しいことですね。

ワークショップの傍では、左官塗り体験も同時に開催。

小さなお子様でも簡単に塗れるアットパーシモンの塗壁材。

みんな楽しみながら参加してくれました。

お友達同士の参加もたくさんありました。

こうしてイベントに参画し、たくさんの来場者の方と触れ合えたことで、改めて持続可能な消費と生産の関係性を見つめていくことの重要さに気づき、“つくる責任”を念頭にこれからも努力をしていきたいと強く思いました。そして地球環境問題の深刻化が進む中、私達一人一人が今ここで次世代に美しい自然を残すこと考え、そしてそのバトンを正しく繋いでいく責務があるとも感じました。今回カーニバル湘南のイベントに訪れていただいた皆様と一緒に、いろいろなことを共有でき本当に有意義な時間を過ごすことができました。参加してくださった方々、運営の方々、そしてボランティアの方々に心から感謝しています。ありがとうございました!(m.t)

【おまけの投稿】佐藤とお揃いで被っているハットは、私達が設計施工を担当したお店MOGI shop オリジナルHATです。無事に搬出作業も終わりほっと一息。お疲れ様でした!