【現場いろいろストーリー】2020.11-北海道の広葉樹

食べる物や着る物のように住まいも国産の素材を選びたい。 そんな思いで住宅や店舗を作っていきたい。例えば木。 日本は国土の約 66% が森林です。 先進国の中ではフィン ランドに次いで 2 位。 世界有数の森林国といえます。 しかしながら木材輸入の自由化により外国材の価格が安くなった事で、 輸入材が約 70%、 国産材が約 30%のシェアとなってます。

もっと普通に国産の木材で物を作ろうよ。 どんな材があるのか。 どのよ うににできているのか知りたいという事で、 フローリングができるまでを チャネルオリジナルさんに案内いただき函館に見にいきました。

鈴木木材有限会社

森から切り出された木は製材所に運ばれ加工されて木材となります。 森でとれる広葉樹は 30 種類にも及ぶそう。 木は育った環境や個体差によって1本1本形も太さも表情も違います。 画一的に引き割るのではなく、 それぞれの個性を生かして加工され原板が作られます。

端材は細かく粉砕されて紙の原料や畑の肥料となっていきます。切り出された原板はゆっくりと時間をかけて自然乾燥され加工工場へ運ばれていきます。

ウッドファミリー株式会社

製材所から運ばれた原板は 4 ヶ月以上自然乾燥され含水率が 30% を切ってやっと人工乾燥庫 へ向かいます。

巨大な人工乾燥庫。 レンガ作りのボイラー。 割れたり反ったりしないようにゆっくりと時間をかけて乾燥させます。

乾燥が終わると切断し、 サンダー仕上げされ、 サイドマッチ加工を行い、 さらに表面をサンダー加工し、 エンドマッチ加工を施し、 検品され梱包され保管されます。
製作期間約 5 ヶ月をかけて完成します。 (e.o.)