【半島暮らし】2020.11-えきそあぽ便り 4émé ’つどいのジカン。’

’えきそあぽ’便り’      ※えきそあぽ とは‥ラテン語由来の外側のという意味。

11月はあっという間に師走に。ロックダウンの最中にあります。冬の季節感を謳う前に、生活の変化という揺ぎを受け入れていく日々であります。それでも色々感謝する状況にありなんとかこうして第四弾も書くことができていることにさらに感謝です。

Same picture company の家づくりに対する姿勢と暖かな空気はウェブサイトを通して感じることができると思いますが、個人的に人の集う家、というキーワードにはとてもSame picture companyらしさを感じます。

そこで今回は柄にも無くお菓子というものを手にとって考えてみます。ここへきて、小さなつどいの時、というはいつも予定せずにもつことが多い気がします。その際に、お菓子というのは一つの小さなキーポイントだったりしますよね。こちらの習慣的な部分を見ていると、大抵ちょっとしたお菓子を作って何となく集った場に花が添えられる、というシンプルな行為は変わらずにあるのかなと感じます。お菓子を作る行為に暖かなノスタルジーを馳せている様に感じます。

さて、このつどい、というのはやはり実際にその場に居合わせるもの同士が同じ空気を吸うようなことをいうのだと思っていますが、今の時勢では、ちょっと前までの気軽なつどい方が難しいというのは誰もが認知する中、できる限りの状況で集いというのはあり得るはず。

もしもカフェやレストランが開いてなくても。昔から人は人の家に招きあったりしていたのだろうと思います。何の用がなくても、何となく集う、というのはやはり豊かな時間であったりします。この何となく、が大事です。

意気込みすぎるとなぜだか予定のプレッシャーに負けてしまったりしますよね、笑。何となくもしかしたらあの人が今日家に居たら、ちょっと一緒におやつでも食べようかな。とか。あの家族の誰かしらいるだろうから寄ってみよう、とか。じゃあちょっと適当になんか作ってくかな、とか。

この適当が大事ですよね。買ったものももちろん嬉しいけど、適当にあったもので作るのがすごく軽い気分です。今は電話が持ち運べる時代だからあり得ない話かもしれないけど連絡しないで訪ねてみたりするのが個人的には好きです。もしも留守だったら、それはそれでいいとすればいい。そのくらい軽い気持ちで人を訪ねるのが好きです。

例えば手土産も、留守だったら他の人にあげることができるし、持ち帰ればいい話。例えば小さい時に近所に住む友人家族の家はいつもドアが開いていて行ったら誰かいるー??みたいに大声で聞くこともあったりしました。そういうのはなんか見えないところでの近所への信頼感があっていいなぁ、と今でも思います。地域や土地柄によっても違いはありますが、今はセキュリティばかりが重要視されがちなのでそういう風景もなかなか見れないのかなぁとも思います。

私はよく友人宅に母の作った残り物とか、お菓子をビニールに入れて届けたりしたことがあったのを思い出します。ラッキーな時はそのまま上がり込んで一緒にジュースとお菓子を食べちゃったり。こういうのは本当に幸せな時間だと思います。

で、肝心のお菓子ですが。前置き長いですね!笑。こちらで身近に目にするお菓子のシーン、の中でチョコレートソースの使い方が何となく印象的なのです。とにかく気軽にチョコレートソースを作る。例えば、食後にデザートがない場合、板チョコレート(常備されている場合)を砕いて熱し、Crème Fleurette(クレームフレッシュのこと)をささっと加えてチョコレートソースをこさえる。そのあと、バニラアイス(常備されている場合は)にささっとかけて食べる。

こういう場合、この超ベーシックなものが常に常備されていることがキーになりますが、このことがとても懐かしさも含んでいる。今の時代、ビオだオーガニックだとかに関しては勿論どこの国もその進化は凄まじい速度で広まっています。随分以前は私も拘ったりした時期があったりなかったり。

しかしこの超定番三大アイテム、バニラアイス、板チョコレート、クレームフレッシュを冷蔵庫に常備されている、という小さな習慣が色々な情報を飛び越えてとてもシンプルで素直な印象です。ささっと作る行為がとても易しい、ですよね。そこには理屈が通じない、易しさがあります。こんな単純なことで、小さなつどいはとっても楽しい時間になる気がします。

今の状況下でどこまでつどいというのが定義されていくかはなかなかよみにくい時勢ですがそれでも小さな時間、人が訪ねる時間というのは存在して居てほしいなぁと思っています。

もうすぐ冬の始まり、いやもう始まってますか?
よく眠って、冬の朝の空気を楽しみたいですね。